こないだの続き。
駐車場業界では、こんなことが言われてます。
駐車場から目的地まで歩いても苦痛でない距離は、その街の人口に比例すると。
例えば人口10万人の街で1分。人口50万人で5分が目安。
1分80mとすれば、静岡市あたりで目的地まで歩いてもいいかなって目安は4〜500m。かなりな距離です。
20万人そこそこの富士市の場合は2分程度ですよ。
これが
100万人都市だと10分くらいは平気で歩くと。
バス路線がどれほど充実しようが、それこそ玄関先にバス停がない限り、しかも2分おきぐらいにバスが来なけりゃ乗らないのが現実でしょー。
JR富士駅と新幹線・新富士駅間の交通アクセスを何とかするべき・・といったことは、ずーっと言われ続けているわけですが、新富士駅を降り立った人の目的地はJR富士駅周辺にあるんでしょうか?
新富士駅からタクシー使って、直接目的地に行った方が圧倒的に便利じゃないですか。
これはもう際限なく市街地が広がってしまった結果、目的地がだらだら分散したことによる構造的な問題ではないかと。
なので、
目的地が集中したコンパクトな街を目指すことが必要である---といった意味のことを、ついに市も言い始めたと。
だーれも気がついてないと思いますが。
で、お買い物の目的地としての商店街、
ホントは
商店街の活性化なんてのはどうでもいい話で、そんなこたぁ当事者の自助努力がすべて。
商店街の中の商店(個店)が活性化しなけりゃ、さらにそーゆーお店が軒を連ねていなけりゃ、買い物の目的地になんかなりっこないと。
なので、寂れた商店街の中にあっても繁盛しているお店に来るお客さんは、隣の店を覗くこともなく帰っていくわけで、
購入動機は郊外店とまったく同じ。
もひとつ、人を歩かせるにはかなり気分的要素が必要で、人口規模や景気に関係なくごった返していた方が、なぜか歩いてしまうのも事実。
吉原祗園祭で無駄に何往復も歩いている人が山ほどいることからもおわかりかと。
そのわりには、
人ごみが苦手な人ほど中心市街地問題に興味があったりして・・・。
参考になるのは、商店街業界じゃ有名な奇跡の街、
県庁所在地でもない地方の20万人程度の都市で賑わっている日本でただひとつの街・佐世保がいい例ですよ。
佐世保の話はいずれしたいけど、やたら話が長くなるので、とにかく
つづく・・・。