本日は、富士市市民活動支援補助金のヒアリング。
先日、提出した補助金申請に関して、審査員のみなさんにもうちょっと突っ込んで解説させていただきました。
行政がNPOに出すお金は、大きく分けて「補助金」と「委託金」の2種類があるようです。
「補助金」はその名の通り、こんなことやりたいから、ちょっとだけ助けて〜って主旨のお金。
だいたいは、補助率2分の1とか3分の1。
中でも補助率100%のモノを「助成金」というケースが多いようですが、違うかな??
で、「委託金」は本来、行政がやるべき仕事をNPOなどに外注する時に発生するお金。
なので、
NPOは行政の安い下請けになるべきではない…と目くじらたてて言う人も多いようです。
まぁ、ペイしそうにないんだったら、引き受けなきゃいいだけだと思うんですが。
もっとも
プライスレスな「やりがい」といった部分もあるので、金額だけでは判断できませんけどねー。
さらに言えば、金額的には厳しくてもその先の新たな受注が発生する見込みがある場合は、それこそ1円入札のノリで受けるケースもありえるかと。
今や、
NPOが全国的にチヤホヤされている時代。
補助金メニューは年々充実していく方向で、NPOという新しい起業形態にとって小規模なビジネスチャンスがゴロゴロしているように思います。
時代の風は追い風微風だなぁと。
とは言え、補助金メニューがあるので事業計画を作るのと、新規事業を成し遂げるために補助金を見つけてくるのとでは、まったく意味合いが違ってくるわけで、せっかく行政がメニューを作っても応募がさっぱり…といったケースが現にあるようです。あーもったいない。
そのくせ、金がなきゃできないとか、補助金をもらっているのに行政批判ばっかり言ってる人が多いのが不思議。
「補助金」だろうが「委託金」だろうが、行政からお金を引き出す以上、事業に対する出資金だと思えば、出資者に対するプライスレスな配当を考慮するのは当たり前の話。
出資者って、結局は我々市民なわけですよ。