一昨年行った九州は
長崎県・佐世保。
県庁所在地でもない地方都市の商店街は、業界では有名なおそらく日本唯一の奇跡の街。
なんたって平日の昼下がり、吉原の商店街ではそれこそ閑散としている時間帯に信じられないような人出。
JRの駅からは離れ、最寄り駅も岳鉄みたいな超ローカル線で、運行は時間3本。
田舎の人間が歩くには辛いはずの1Kmものアーケードに、人が溢れています。しかも端から端まで。
ちなみに、JR佐世保駅から延びる国道沿いは大規模なイオンタウンがあるだけでなく、反対側にもロードサイドショップが大集積。一体ど〜なってるんでしょう?
この街でよく言われていることに、中心部の居住人口が多い点や、公共施設と総合病院が適切な配置で隣接している点などなど…。とは言え、いくら近いたってウチの方じゃぁ、この距離なら車に乗っちゃいますよ。
とにかく人が人を呼ぶということなんでしょう。ブラブラするだけでも楽しいって要素が、かつての商店街にはあったはず。それがこの街にはあるのでしょう。
正に市民の観光地。空き店舗は事実上皆無。空いても次々に埋まるそうで、なにより個店が繁盛してそうです。よくわからんけど、元気あるもの。
で、
ココの商店街の方(井筒監督チックな理事長のTさん)にイロイロお話を伺ったところ、なんで賑わっているのか自分でもよくわからんと。
最初は???ってな感じでしたが、この方と妙に話が合って午前3時過ぎまで飲み屋をハシゴ・・・そしたら、なんとなく理由が見えてきた。
この人、とにかく熱い。
商店街のトップになってから数年。長老的な年上は誰もいない。就任時に全員切った・・じゃなかったおヤメいただいたと。
イオンのオープン時は、さすがに危機感を感じてヤル気のあるヤツらを集めてイベントを開催したようです。その時は、役所にネジ込んで補助金をブン取ってきちまったぜ、ガハハハ…みたいな感じ。
まぁ結局、九州までこの人を見に行ったようなものですね。
業界注目の街には、必ずやこのようなキーマン?ステークホルダー?違うなぁ・・・なんつーか、
熱い磁石のような人がいます。
キャラは人それぞれですが、共通しているのは、まち系オヤジは話が長い・・・(笑)
私も話だけは長いですけど・・・。
モノ凄く出過ぎたクイは打ちようがない。頑張ることはない、楽しめばいい…と、ありがたい名言もいただきました。