希望ナンバー制で車名が数字だと「911」とか「320」とか付ける人が多いけど、俺は「156」にしようなんて、これっぽちも思ったことがないし、「沼津」だろうが「富士山」だろうが、そんなのどっちでもいいって感じの、こだわり全然ない派です。
(↑は、合成した架空のナンバー…「8888」はいいかも〜?)
で、またまた
東北ツーリングでの話。
俺のバイクのナンバーを見て、「へ〜沼津から!ずいぶん遠くから来たねぇ」と、ほぼ毎日のようにおじちゃんやおばちゃんに話しかけられます。
「沼津の隣の富士ってとこからですよ」と、まぁ普通は答えますね。
すると、イマイチ反応に乏しいケースが多いんで、あー富士市の認知度は低いっぽいなぁと。
で、沼津ナンバーであることがわかっているのに、例えば青森県の竜飛岬あたりでは「どこから来たの?」と、まるでナンパの決まり文句かのように聞かれることも多くて、これは沼津がどこか知らないんだろうなぁ。
そんな時は「静岡ですよ」と。
富士市内のバイク乗りの旅先での会話はこんな感じじゃないでしょうか?
バイクの場合、わりと頻繁にこの手の会話が多いんで、けっこう面倒くさい。
いっそのこと、原付みたいに市町村名にして、ついでに都道府県名も入れてくれると楽チンなのに…と、思ったり思わなかったり。
来年から「
富士山ナンバー」が登場するわけで、今度は富士山がどこにあるのか知らない人はいないだろうから、ちょっとは説明しやすくなるのかな?
ちなみに、上の画像(↑)はF1の時に展示されてたんだけど、「実現できれば/知名度向上が図られ…」って、だから「富士山」知らない人はいないって。
それに、一瞬「富山」に見えない?
でね、「富士市」・・・というか「富士」の地名としてのポテンシャルは相当に低いんじゃないかと、そんな経緯から感じておりまして、これが「富士宮」や「富士吉田」だと俄然地名であると認識されているはず。
間違えられた経験ありませんか??
要は「富士」って地名というより、「さくら」とか「朝日」とか「みずほ」とか「UFJ」とか、日本を象徴するような名詞と思っている人の方が圧倒的に多いんじゃないかと。
なので、知名度がどうのこうのより、構造的な問題なのでは??
だってさ、「フジテレビ」も「富士重工」もかつての「富士銀行」も富士市とは何の関係もないし、「富士信用金庫」は富士市だけど「
富士信用組合」は神戸にあって、「新富士駅」は北海道の釧路にもあって、「
冨士高校」は静岡県立より東京都立の方が以前ははるかに東大進学率が高くて・・・今は知らないけど。
それに「ふじまつり」が、お台場でフジテレビ主催で行われても富士市の人は怒らないでしょ??…たぶん。
だいたい、「小山町」にある富士スピードウェイも「富士で開催されたF1」と、何の疑問も感じずに俺も使ってるし。
ところが、静岡空港に「富士山」なんて付けると静岡県東部の住民的には、途端に違和感漂うじゃないですか。
「富士山」は地名である以前に、動かしようのない「山の名前」なんだから。
じゃ、どうすりゃいい?って言われても、よくわからん。
よくわからんですが、富士市内はさておき、対外的にアピールするような場合は「ふじ」を使うことが効果的かどうか、よーく考えた方がいいんじゃないかと。
とりあえず、自分としては富士市内のローカルな地域である「吉原」あるいは「吉原宿」にこだわっていきたいと。
やっぱり「吉原」の方が、「富士」より地名っぽいしね。
そんなわけで、このNPOも「圧倒的に地名と認識されている、東京の、ある意味あこがれの地」と差別化を図るため、東海道の宿場町だったことがわかるようにストレートにネーミングした・・・かと思いきや、そんなに深い考えはなかったりして。相変わらず適当だなー。
ちなみに、あっちは現在の東京都台東区千束のあたりで、既に正式な地名は残っていない。
ただ、地名の由来は江戸時代にこの地を開拓した庄司甚内という人が
吉原宿出身だったという説もあるらしい。だとしたら、郷土の偉人No.1か〜??