ここんとこの悪天候続きで、みなさん豪雨の被害はなかったでしょうか??
ウチんちのビルをはじめ商店街の築50年に迫る建物は、もうかなり前から雨漏りなどに悩まされているわけで、屋上の防水工事の見積りは軽〜くウン百万円で、稼働中の空調設備を止めずに工事するにはどうしたものかと、お金も工程も非常に悩ましい。
だったらいっそのこと再開発して……な〜んて発想にすーぐ行きがちだけど、複雑な権利関係が入組んだ共同ビル。それ以前にそんな体力が残っているんでしょうか??
とは言え、いずれはドラスティックに建物自体をどうにかしなきゃならないとは思うものの、更地にして建て直す……スクラップ&ビルドばかりが再開発の手法じゃない。
今あるストックを活かしたコンバージョンやリノベーションといった手法もあって、極端なケースだと耐震のために3階建てを2階建てにしちゃうとか、あるいはウチの事務所Y-MICSは極々小規模なリノベーションのモデルケースでもある。
何しろ築50年の味はちょっとやそっとじゃ出せないし、古びたビルの中はやたらカッコいい空間ってのもアリでしょ。
<参考>
建物再生ビジネス(コンバージョン/リノベーション/リファイン)in福岡
ただし、箱さえキレイにすれば何とかなると単純に思っているんだったら、もう甘過ぎ。
例えばラクロス吉原、分譲マンションの1階部分をテナントにして2階部分を公共施設にするという再開発ビルとしてよくある手法。
が、完成当初よく言われたのが、
新しく何ができたって?空き店舗できました・・みたいな。
おまけに未だ全店埋まらず・・・。
俺はこーみえて、NPOのダイヒョーをやりつつ、超零細な株式会社の社長でもあって、事業のメインはテナント業なわけね。
で、自社ビルが空き店舗になると当然喰っていけないので、不動産屋さんに頼るだけでなく、必死こいてあらゆるネットワークを駆使して捜すわけ。もちろん家賃交渉にも応じますよ〜。
おかげで、今のところ1階から3階まで全部埋まってるし、1階はあの間口の空き店舗をすぐに埋めたものだと誰かが感心してたけど、そりゃそうだよ、こっちは必死だもの。
でね、実は商店街で家業以外にテナントを持っている人って意外と多い。
地権者として、なーんで空いたまんまで平気なのか全く理解できないけど、本気で空き店舗を埋めようって気があれば、もっと違う結果が出ていたんじゃないかと。
再開発を機に店は廃業して、テナント賃料で暮らしたい……なんて甘っちょろい考えのやつらがいるなら、早いところ廃業して、今から事業としてテナント業に真剣に取組んでもらいたい!
現状、テナント業を甘く見てるから空き店舗のままなわけで、器をキレイにして入居者があったとすれば単に運が良かっただけで、新築の空き店舗が増えるだけ。
空き店舗問題の根っこは、不在地主を含めた地権者のやる気の問題なんだよね〜。
ふ〜、ところで・・・・こないだ(7月3日)、静岡新聞の「このヤロー」・・・じゃなかった「この人」の欄に出ましたよ。
「目つきがエロい」と言われました。
が!エロいのは目だけじゃないよ〜ん。
・・・なーんて調子こいてたら、久々に腰痛再発。
起き上がれない〜!大丈夫か?俺?
つづく